穴ぐさ傾向と対策
今年の京都記念は外枠優勢に!?
今週末の平地重賞は、京都記念、共同通信杯、クイーンC。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。今年の京都記念は5~8枠の馬が中心に!?
先週(2月8日~10日)の穴ぐさは[4.6.10.100](複勝率16.7%)でした。きさらぎ賞と東京新聞杯では貢献できず、申し訳ありませんでした。
今週末は平地重賞が3レース(京都記念、共同通信杯、クイーンC)が予定されていますが、いずれも登録頭数がフルゲートに満たず、少頭数になる可能性もありそうです。他の特別競走もフルゲート割れのレースが多くなりそうですが、平地戦も含めて好配当の馬券を獲れるように頑張ります。
主な 【穴ぐさ】 実績 と
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先週のきさらぎ賞は10頭立てでしたが、8枠10番だったサトノシャイニングが1番人気に応えて優勝しました。牝馬限定戦を除く現3歳世代の芝重賞(JRA)では、初めてふた桁馬番の馬が勝利する結果となりました。改めて、現3歳世代の芝重賞(JRA)の成績をご覧ください。
【現3歳世代の重賞(JRA)】
馬番 | 牝馬限定戦以外 | 牝馬限定戦 |
ひと桁馬番 | [13.12.10.86] | [1.3.2.30] |
ふた桁馬番 | [1.2.4.40] | [3.1.2.18] |
牝馬限定戦を除くと14レースのうち13レースでひと桁馬番の馬が勝ち、牝馬限定戦では4レースのうち3レースでふた桁馬番の馬が優勝しています。今週末はクイーンCと共同通信杯がありますが、どんな枠順の馬が制するでしょうか。
きさらぎ賞を制したサトノシャイニングは(2022年)2月4日生まれのキズナ産駒で、現3歳世代の芝1800m以上の重賞(JRA)では、次の馬たちが優勝しています。
【現3歳世代の芝1800m以上の重賞(JRA)】
レース | 勝ち馬 | 馬番 | 父 | 生月日 |
きさらぎ賞 | サトノシャイニング | 10 | キズナ | 2月4日 |
京成杯 | ニシノエージェント | 2 | イスラボニータ | 3月4日 |
ホープフルS | クロワデュノール | 6 | キタサンブラック | 3月21日 |
京都2歳S | エリキング | 8 | キズナ | 2月12日 |
東スポ杯2歳S | クロワデュノール | 4 | キタサンブラック | 3月21日 |
札幌2歳S | マジックサンズ | 2 | キズナ | 3月25日 |
2~3月生まれの父サンデー系の馬が連勝していて、いずれも偶数馬番でした。
上記の6レースのうち5レースでは、騎手が前走時と同じだった馬が勝っていて、次のようなデータがあります。
【現3歳世代の芝1800m以上の重賞(JRA)】
騎手 | 着別度数 |
継続騎乗 | [5.4.2.27] |
乗り替わり | [1.2.4.26] |
騎手が乗り替わって勝利したのはきさらぎ賞のサトノシャイニング(西村淳騎手)だけで、6レースすべてで騎手が継続騎乗したひと桁馬番の馬が馬券に絡んでいます。共同通信杯は騎手にも注目すると良さそうです。
クイーンCは牝馬限定戦で、現3歳世代の牝馬限定の重賞(JRA)では、馬格のあるタイプの好走率が高くなっています。
【現3歳世代の牝馬限定の重賞(JRA)】
馬体重 | 着別度数 (複勝率) |
478kg以下 | [2.2.2.41] (複勝率12.8%) |
480kg以上 | [2.2.2.7] (複勝率46.2%) |
馬体重が480kg以上だった馬は[2.2.2.7](複勝率46.2%)で、4レースすべてで連対しています。クイーンCでも、480kg以上の馬はマークしておくべきでしょう。
京都記念は京都芝外2200mでの施行で、今年の京都芝での重賞は、きさらぎ賞を勝利したサトノシャイニングが8枠10番、シルクロードSを勝ったエイシンフェンサーが6枠11番でした。今年の京都芝の特別競走では、5~8枠の馬が優勢なんですよね。
【2025年の京都芝の特別競走】
枠順 | 着別度数 |
1枠 | [0.0.1.7] |
2枠 | [1.1.1.5] |
3枠 | [0.0.1.8] |
4枠 | [0.0.0.9] |
5枠 | [2.1.2.4] |
6枠 | [1.2.0.6] |
7枠 | [2.2.2.5] |
8枠 | [1.1.0.9] |
先週までで7レースが施行され、5~8枠から多くの連対馬が出ています。京都芝は今週末からBコースに変更となりますが、昨年末まで使われていた影響をどこまでカバーできるでしょうか。
今年は京都芝外2200~2400mで3レースが行われていて、次のような成績となっています。
【2025年の京都芝外2200~2400m】
馬体重 | 着別度数 |
478kg以下 | [0.1.1.11] |
480kg以上 | [3.2.2.10] |
【2025年の京都芝外2200~2400m】
馬体重 | 着別度数 |
マイナス体重 | [0.1.0.8] |
マイナス体重以外 | [3.2.3.13] |
③着以内に入った9頭のうち8頭がマイナス体重以外での出走で、勝利した3頭は馬体重が480kg以上でした。優勝した3頭は5~7枠でもあったので、京都記念も各馬の馬体重や枠順のチェックを怠らないようにしましょう。
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今週末から京都芝と小倉芝はBコースに変更となります。2月15日~16日に行われる東京、京都、小倉の芝の使用コースと平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。
2月15日~16日
場所 | 芝 |
東京 | Dコース・3週目 |
京都 | Bコース・1週目 |
小倉 | Bコース・1週目 |
2月15日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
東京9R | 箱根特別 | [2.1.3.24] |
東京10R | 銀蹄S | [0.3.2.43] |
東京11R | クイーンC | [0.2.4.46] |
京都9R | こぶし賞 | [0.0.1.14] |
京都10R | 飛鳥S | [1.1.1.23] |
京都11R | 洛陽S | [0.3.3.42] |
小倉9R | あすなろ賞 | [0.2.2.14] |
小倉10R | 太宰府特別 | [2.4.6.34] |
小倉11R | 下関S | [0.0.1.17] |
2月16日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
東京9R | 雲雀S | [0.4.5.39] |
東京10R | バレンタインS | [1.2.6.26] |
東京11R | 共同通信杯 | [0.0.2.29] |
京都9R | 春日特別 | [1.2.0.12] |
京都10R | 北山S | [0.3.0.22] |
京都11R | 京都記念 | [2.0.1.32] |
小倉9R | 大濠特別 | [0.2.1.14] |
小倉10R | 伊万里特別 | [2.2.2.24] |
小倉11R | 北九州短距離S | [1.4.2.36] |
☆注目レース☆
バレンタインS(OP特別、東京ダート1400m)
バレンタインSでの穴ぐさは[1.2.6.26](複勝率25.7%)で、複勝回収率は145%です。
ダート1400mで馬券圏内に入った4頭の穴ぐさは4~5歳で、馬番8番より外枠の偶数馬番でした。4頭のうち3頭は前走がダートOPで④着以下でしたが、前走は3~4番人気でした。残りの1頭は前走の準OPを4番人気で勝っていたので、前走での人気に着目すると良さそうです。
☆注目レース☆
箱根特別(2勝クラス、東京芝2400m)
箱根特別での穴ぐさは[2.1.3.24](複勝率20.0%)で、複勝回収率は104%です。昨年は【A】評価のメイテソーロが3番人気で①着、【C】評価のダノンターキッシュが10番人気で②着に入る【穴ぐさワンツー】となりました。
馬券に絡んだ6頭の穴ぐさは4~6歳の牡セン馬で、ハンデ戦での5頭はハンデ54~55kgでした。6頭は中5週以内での臨戦で、左回りの芝2400mで④着以内に入ったことがあったので、芝2400mでの実績を確認しておきましょう。
☆注目レース☆
太宰府特別(2勝クラス、小倉芝2000m)
太宰府特別での穴ぐさは[2.4.6.34](複勝率26.4%)で、複勝回収率は131%です。
牝馬限定戦の時に限ると[2.3.2.20](複勝率25.9%)で、③着以内に入った7頭の穴ぐさは馬番9~14番でした。7頭は前走が④着以下でしたが、そのうち6頭は前走が馬番8番以内だったので、前走と今回の枠順をチェックしておくと良さそうです。7頭のうち6頭は4~5歳で、同じく7頭のうち6頭は父か母父がサンデー系かロベルト系でした。
☆注目レース☆
あすなろ賞(1勝クラス、小倉芝2000m)
あすなろ賞での穴ぐさは[0.2.2.14](複勝率22.2%)で、複勝回収率は102%です。
馬券圏内に入った4頭の穴ぐさは中8週以内での臨戦で、そのうち3頭が前走で勝ち鞍を挙げていました。4頭はいずれもO型コースの芝1800~2000mをメンバー中最速の上がりで勝利したことがあったので、初勝利を挙げた時のレースぶりを確認しておきましょう。
■ちなみに…■
京都記念での穴ぐさは[2.0.1.32]で、共同通信杯では[0.0.2.29]、クイーンCでは[0.2.4.46]です。
近10年の京都記念では7番人気以下で③着以内に入った馬が3頭で、6番人気以下に範囲を広げると8頭が該当します。8頭のうち7頭はひと桁馬番で、同じく8頭のうち7頭は前走が芝2000m以上の重賞でした。8頭は前走が④着以下だったものの、そのうち6頭は前走が芝重賞で④~⑦着でした。8頭は芝重賞での連対歴があり、そのうち5頭は6~7歳だったので、重賞実績のあるベテランは侮れないでしょう。
近10年の共同通信杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が4頭で、6番人気以下に範囲を広げると7頭が該当します。7頭はひと桁馬番で、そのうち6頭は父か母父がサンデー系でした。7頭は前走時馬体重が460~490kg台で、前走は4角3~9番手に位置していました。7頭のうち5頭はキャリア3~4戦で、同じく7頭のうち5頭は左回りの芝で③着以内に入ったことがあったので、経験値も考慮すると良さそうです。
近10年のクイーンCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が4頭で、6番人気以下に範囲を広げると6頭が該当します。6頭は父か母父がサンデー系で、ひと桁馬番でした。6頭は中3~8週での臨戦で、前走が芝1600~1800mで①~②着か、前走が重賞だったので、そのようなタイプをマークしておきましょう。