独自視点で穴馬推奨!競馬予想支援情報【サラブレモバイル】

サラブレモバイル

メニュー

ログイン

西塚助手

競馬とSNSの付き合い方について、主催者側の対応が求められている


今はツイッターをはじめとするSNSが普及していて、中央地方限らず調教師、騎手、助手や厩務員などはもちろん、競馬場や競馬学校、牧場のような組織、また馬主さんなども情報を発信しています。また、サラブレ編集部もそうですが、マスコミ関係のアカウントもたくさんありますね。

とはいえ、最近も競馬関係でいくつかあったようですが、問題が起こることもあります。そこで考えさせられることがあったので、今回はこのことについてお話しさせていただきます。

僕自身もツイッターをやっていますが、今でもどうするべきなのか、何を発信するべきなのか、考えながら続けているのが正直なところです。

これは、簡単に何が正しいとは言えません。ただ、いわゆる"炎上"事例を見た上で正直に言うと、僕自身は簡単に止めることを選択したくないな、と思っています。

確かに、止めれば問題は起こりませんし、そういう選択をした方もいらっしゃいます。僕自身も尾関厩舎の従業員ですし、お預かりしている馬はオーナーの方々が所有されているわけです。自分が携わっている馬についての詳細や、厩舎での出来事を軽く話してしまうのは、調教師や同僚、そして馬主さんなど、関係している方々に迷惑がかかる可能性があります。ですから、公表してはいけないことは間違いなく存在します。

写真についても、馬や厩舎の内部などを勝手に掲載するのはNGでしょう。実際、厩舎やマスコミ関係者が厩舎内部や馬の写真を掲載する場合がありますが、あれはきちんと許可を得ているはずです。

一方、ファンの方も自分の関係する馬が勝った時にはお祝いのメッセージをくださいます。そういったときに、"ありがとうございます。皆さんの応援のおかげで勝つことができました"といったようなことを言うのはいいんじゃないかと思います。関係者から直接返事が来るのは、やはり嬉しいものですよね。

また、厩舎関係者も一般の方々と同じ社会人です。私生活などプライベートな部分について、SNSを通して発信する自由もあっていいと思うんです。僕はバンドをやっていますけど、そこで松岡さんと練習をした、というような話は全く問題ないはずです。

ただ、個人的な話であっても、表現方法や言い方など、不特定多数の人間が見ることは常に意識している必要があるでしょう。そこは100%自由ではないはずです。

ブッチャけさせていただきますけど、最低限度のマナーというか、節度がなければSNSをやってはいけないんじゃないか、と思います。これは我々だけではなく、皆さんも同じだと思うんですよね。

実際、SNSの使い方について、以前はJRA関係者でも共通認識として持っているべきルールが曖昧なものしかありませんでした。その中で問題が起きて、それに対応することで、SNSとの付き合い方が徐々に成熟してきたのでしょう。

例えば、以前はJRAでも調整ルームに入っている時間に、SNSを発信したことで制裁を受けた騎手の方がいらっしゃいました。しかし、最近はそういう事件は起きていませんよね。それはJRAが問題点を認識したことで、指導をしているからではないかと思います。

最近は地方競馬もSNS上で話題になることが多いようですが、そういったことは中央も地方も関係ないはずなので、主催者側が一丸となってルールを作り、指導していくことも大事なんじゃないか、と思うんですよね。

冒頭でも話したように、僕自身も関係者がどのようにSNSと向き合っていくべきなのか、まだ答えを出せていません。そこで、ぜひ皆さんに競馬関係者とSNSとの付き合い方について、ご意見をお聞きしたいんですよ。

そもそも競馬関係者がSNSをやるべきなのか、そうでないのか。もしやるとしたら、どのような内容の発信をすべきか。ファンとの交流もすべきなのか、それともプライベートな内容に限るべきか。また、どのような発信を見たいと思っているか。皆さんの率直な意見をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

※西塚助手への質問、「指令」も募集中。競馬に関する質問、素朴な疑問をお送り下さい! 「こんな人と対談してほしい」などのリクエストも歓迎です!

TOPページに戻る