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西塚助手

競馬開催を続けるべく、より一層気持ちを引き締めていきます


井上騎手との対談をお送りしている間、新型コロナウイルスは感染拡大の一途で、ついに緊急事態宣言が出てしまいました。

そんな状況の中、JRAでは感染拡大予防の方策をとっています。皆さんに向けて発表されている内容だと、従来から行っていた無観客競馬に加え、今週からオープン、障害、ローカル以外では、関東、関西それぞれのブロックの競馬場のみの出走に限られることになりました。つまり今だと、関東の条件馬は阪神、関西の条件馬は中山には出走できないわけです。

騎手の方々に関するところだと、今週からは障害以外の騎手は土曜、日曜で異なる競馬場に移動できなくなりました。一方で、従来の調整ルームに加えて、自宅またはホテルなどJRAに届け出たところでレース前日を過ごすことが可能になりました。

また、皆さんには伝えられていないかもしれませんが、我々厩舎関係者に対しても、3月13日にJRAよりいくつかの指示が出されているんです。

具体的には、まずは感染のリスクを増やさないために、不要不急の外出を控え、人との距離を空けて、至近距離での会話などは避ける。手洗いやうがいを行う、マスクの着用など、これは皆さんも感染拡大予防のために行っていることかと思います。

また、厩舎の大仲(※休憩所)など、換気の悪いところでのミーティングを行わないこと、という指示もありました。

とはいえ、従来から厩舎関係者はほこりっぽいところでの作業が多く、厩舎の中ではマスクを着用している人間が多いですし、手洗いやうがいも一般の方々よりマメに行う習慣があります。至近距離で馬に乗ることもほとんどなくて、実際のところ、人と接近するケースは意外と少なかったりするんです。

しかし油断することはなく、これらの注意喚起を受けて、多くの人がより一層注意するようになったように思います。

それでも、やはり非常事態宣言が出されて以降は、さらに大きく状況が動きました。今週から臨場に向かう時には、公共交通機関を使用しないことになったんです。

先週末には、美浦で体調不良のスタッフが出て、その厩舎の所属馬が競走除外になった一件がありました。結果的には陰性となりましたが、その時もその厩舎だけ調教時間を遅らせ、他の厩舎スタッフがいなくなった時間に行う、といった対応がとられています。

この事態を受けて、JRA騎手の方々は、レースに1回騎乗するごとに1000円を積み立て、感染拡大の影響を受けている方々に支援を行うことが発表されました。我々としても、このような状況の中でも競馬を開催させていただけることは、本当に感謝の思いしかありません。

トレセンは隔離されている空間ですから、その中で感染してしまうと、一気に拡大してしまうおそれがあります。その一方で、出入りする人間は限られていますから、それをきっちり管理しさえすれば、感染を防ぐことができる、とも言えるのではないでしょうか。

厩舎や騎手の方たちに感染が拡がれば、競馬が開催できなくなってしまいます。我々はその瀬戸際にいる、ということを強く意識して、各厩舎、そして各自が注意しています。気持ちを一段と引き締めて頑張っていきますので、改めてご理解、ご支援をよろしくお願いします。

このような状況ですので、対談などは一時お休みにさせていただきます。来週からは、僕自身が影響を受けた馬、人の話を中心にお送りしたいと思いますので、よろしくお願いします。

※西塚助手への質問、「指令」も募集中。競馬に関する質問、素朴な疑問をお送り下さい! 「こんな人と対談してほしい」などのリクエストも歓迎です!


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