【第17回】年末を締める! 有馬記念・朝日杯FS・ホープフルS・東京大賞典攻略、いまが旬の馬券術、シニスターミニスター産駒解析
CONTENTS
有馬記念、朝日杯FS、ホープフルS、東京大賞典攻略
- 👉有馬記念攻略①決め手のある上位人気が力を発揮しやすいレース
- 👉有馬記念攻略②@@@@@@@@@@@@
- 👉朝日杯FSの中心は@@@@@@@@@@@@
- 👉ホープフルSは好位で@@@@@@@@@@@@
- 👉今年の東京大賞典はサンプロ配合馬より@@@@@@@@@@!?
- 👉@@@@@@@@@@@@@でのおすすめ馬券術
種牡馬解析 シニスターミニスター
馬券ゼミのメンバー
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
※記事内の集計データは、特に記載がない場合は2023年12月10日終了時点のものです。
有馬記念攻略① 決め手のある上位人気が力を発揮しやすいレース
関東の人 有馬記念が行われる中山芝2500mは、近年、1番人気の好走率がとても高い、という話を昨年にした。実際に、昨年の有馬記念も1番人気だったイクイノックスが優勝したし、その後も、中山芝2500mでは1番人気が安定した走りを続けている。
■2022年以降の中山芝2500mでの1番人気
馬場 | 着別度数 |
良馬場 | [7.2.2.1] |
稍重馬場 | [2.0.1.0] |
重馬場 | [0.0.0.2] |
不良馬場 | [0.0.0.1] |
関東の人 昨年(2022年)以降、中山芝2500mでは18レースが行われていて、1番人気は[9.2.3.4]という成績なんだけど、馬券圏外に崩れたのはほとんどが重~不良馬場の時。良~稍重馬場だと[9.2.3.1]で、15レースのうち14レースで馬券圏内に入っている。
ローカルの人 よほどの道悪馬場でない限り、1番人気は崩れていないんですね。
関東の人 良~稍重馬場で馬券圏外に敗れたのは昨年のグッドラックHのレッドバリエンテ(⑦着)で、この馬は2ヶ月ぶりで馬体重が10kg増(484kg)だった。ある程度の乾いた馬場で大幅な馬体増でもなければ、今年の有馬記念でも1番人気の好走率は高いんじゃないか。
関西の人 今年の有馬記念の1番人気って、何なんですかね?
関東の人 それが難しそうなんだよね(苦笑)。ただ、有馬記念自体、近年は1~3番人気しか勝っていないから、「上位人気が強いレース」という認識で予想を進めるべきだと思う。
■2016年以降の有馬記念
人気 | 着別度数 |
1番人気 | [5.1.0.1] |
2番人気 | [1.1.2.3] |
3番人気 | [1.1.3.2] |
4番人気 | [0.0.1.6] |
5番人気 | [0.1.0.6] |
6番人気以下 | [0.3.1.73] |
関東の人 2016年以降の有馬記念での人気別成績は上表の通りで、1~3番人気が7連勝中。近7年での1番人気は[5.1.0.1]で、連外に敗れたのは中山が初めてだった2019年のアーモンドアイ(⑨着)だけで、中山芝の重賞で③着以内の好走歴があった馬に限ると[4.1.0.0]となっている。
ローカルの人 ソールオリエンス、タスティエーラ、スターズオンアース、ジャスティンパレス、タイトルホルダー、ドウデュース、スルーセブンシーズなどは、いずれも中山芝の重賞で馬券圏内がありますね。
関東の人 有馬記念で上位人気の好走率が非常に高くなったのは、昨年も解説した通り、メンバー中上位の上がりを使った馬がきっちり差し込める馬場になったからだと思っている。
■2014年以降の有馬記念
年 | 上がりがメンバー中1~2位の馬 | ||
2014年 | ④着 ジャスタウェイ |
⑪着 サトノノブレス |
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2015年 | ②着 サウンズオブアース |
⑤着 ラブリーデイ |
⑥着 トーセンレーヴ |
2016年 | ④着 ヤマカツエース |
⑦着 アルバート |
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2017年 | ④着 スワーヴリチャード |
⑤着 ルージュバック |
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2018年 | ②着 レイデオロ |
⑪着 ミッキースワロー |
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2019年 | ①着 リスグラシュー |
③着 ワールドプレミア |
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2020年 | ①着 クロノジェネシス |
②着 サラキア |
⑦着 ペルシアンナイト |
2021年 | ①着 エフフォーリア |
④着 ステラヴェローチェ |
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2022年 | ①着 イクイノックス |
②着 ボルドグフーシュ |
関東の人 この表は、有馬記念でメンバー中1~2位の上がりを使った馬とその着順で、2017年以前と2018年以降で違いが分かると思う。2019年以降は4年連続でメンバー中1~2位の上がりを使った馬が優勝している。
ローカルの人 昨年は、後方を追走していたボルドグフーシュも②着まで差し込みました。
関東の人 これだけ差しが利けば、決め手のある上位人気の鞍上も慌てる必要がないだろうし、その余裕がさらに上位人気の好走率の高さに結び付いているのだと思う。近年の有馬記念での1~3番人気については、好走が続いている「ふたつの要素」があるから、それも見てください。